暑がりさん寒がりさん必見!「パッシブハウス」とは?

突然ですが、あなたは暑がりですか?寒がりですか?
日本の四季は世界でももっとも美しいと言われていますが、
その気温の変化は暑がりさんや寒がりさんのあなたにとってはうっとおしいものですよね?

そんなあなたに朗報です。
パッシブハウスという基準を満たした住宅を建てれば、あなたは家の中では年中快適に住めることでしょう。

パッシブハウスとは

パッシブハウスと聞いても、ピンと来ない方が多いと思います。
パッシブハウスとは、ドイツの研究所で定められた基準を満たした省エネルギー住宅のことで、
一言でいえば、世界トップレベルの圧倒的な断熱性、気密性を備えた家のことなのです。
日本ではまだ聞きなれない言葉ですが、西ヨーロッパでは普及が進んでおり、
なんとその断熱性、気密性によって、気温マイナス20度の極寒の地でも、暖房なしで過ごせるそうです。
世界で最も厳しい基準をクリアしているだけあって、驚きの性能ですよね。
この性能なら、日本でも冷暖房なしでも快適に住むことができますよね。

この世界最高基準の性能を誇るパッシブハウスは、ドイツパッシブハウス研究所に調査を依頼して認定してもらって
初めてパッシブハウスとして完成するのです。

冬はこたつから抜け出せない、夏はクーラーに頼りっきりで動けない。
そんなかたはぜひともこの機会にご検討してみてはいかがでしょうか。
快適なだけでなく、電気代もとっても浮くんですよ!

ヒートショックを防ぐ!高齢者を守るパッシブハウス

みなさん、ヒートショックってご存知でしょうか。
ヒートショックとは、家の中の温度差による体への悪影響のことです。
急激な温度変化により血圧が大きく変動することで、失神や心筋梗塞、脳こうそくを引き起こすことがある、恐ろしい現象です。

どのくらい恐ろしいかというと、家庭内の高齢者の死亡の4分の1が、このヒートショックによるものなのです。
大切なおじいちゃんやおばあちゃんが、病気などではなく、家の中の温度差によって倒れたり、なくなってしまうのは、
ひどく悲しいもので、ぜひとも防ぎたいところです。

そんなご家庭におすすめなのが、パッシブハウスという高性能な住宅です。
パッシブハウスは世界トップレベルの審査をクリアした、圧倒的な断熱性を誇る住宅なのです。
簡単に言えば、夏は涼しく、冬の暖かい、快適な住空間を提供できるのです。

ヒートショックのほとんどは、冬場の入浴時に起こります。
入浴中の暑さと、部屋の寒さとの温度ギャップが原因となっているのです。
パッシブハウスならば、部屋の寒さが抑えられているので、必然的に温度差は小さくなり、
ヒートショックの発生を防ぐことができるのです。

パッシブハウスのメリット~快適さ~

パッシブハウス最大のメリットは、やはりその「快適さ」でしょう。

日本には四季の寒暖差がある中で、
夏は涼しく、冬は暖かく、といったキーフレーズはさまざまなところで耳にしますよね。
しかし、そのどれもが中途半端なレベルのものです。
おそらく皆さんの家も、断熱性を無視して作られたわけではないでしょう。
それでも、あなたは毎日のように暖房、あるいは冷房をつかわなければ、快適には過ごすことができないのです。
せっかく断熱性にお金を払っているのに、これでは意味がなく、もったいないですよね。

それにおいてパッシブハウスの機能性は世界トップレベルです。
具体的には、気温マイナス20度という日本ではなかなかないような寒さのヨーロッパの土地で
暖房なしに過ごすことができているという事例があります。

これが本当なら、日本では冷暖房いらずな生活が送れそうですよね。
真の意味で快適な住宅とは、冷暖房に頼らずとも、住宅そのものが、
住む人々に快適さを提供してくれるような家のことなのでしょう。

暑がりさんや、寒がりさんは、ぜひパッシブハウスを選択肢に入れていただきたいと思います。

パッシブハウスのメリット~経済面~

パッシブハウスとは、一言でいえば、
世界最高レベルの基準を満たした、圧倒的な断熱性、気密性を誇る住宅のことでしたよね。
そして、パッシブハウスは、冷暖房を使わない夢の生活を現実のものにできるということも前回申し上げました、

皆さんお気づきの通り、冷暖房を使わない生活というのは、
ものすごい量の電気代を節約することにつながっているのです。

たとえ、冷暖房をつかったとしても、住宅の断熱性によって、その冷暖房効率が変わってきます。
同じエアコンを使っていても、断熱性の高い部屋では、より低い温度の暖房でも暖かく、より高い温度の冷房でも涼しく感じられるのです。
もっとわかりやすく言えば、断熱性の低い住宅というのは、窓を開けっぱなしで冷暖房を使っているようなものなのです。
これは極端な例でしたが、いかに断熱性が、冷暖房の効果に影響を与えるかということがイメージ出来たでしょうか?
先ほどの例を聞いて、「もったいない」と思ったあなたは正常な感覚の持ち主です。

断熱性の高い住宅のほうが、経済的、エコノミーだということがお分かりいただけたことと思います。
次回はパッシブハウスの環境面でのメリットをご紹介します。

パッシブハウスのメリット~環境に優しい~

今回はパッシブハウスの環境面でのメリットをご紹介したいと思います。

みなさんはパッシブハウスが経済的である、つまり「エコノミー」であることはお分かりいただけたかと思います。
ここでお伝えしたいのは、「エコノミー」と環境面でのよさ「エコロジー」は、表と裏の関係であるということです。

環境問題において昨今叫ばれているのは、省エネです。
省エネというのは、ご家庭で使用するエネルギーを減らすことです。
もちろん、これは電気代の節約となり、エコノミーですが、これは同時に電気を作るために必要となる化石燃料の節約にもなり、
さらに言えば、電気をつくるときに発生する二酸化炭素(CO2)を削減することにつながるエコロジーなのです。
皆さんご存知の通り、CO2は地球温暖化の原因となる気体といわれています。
地球温暖化によって異常気象や気候変動が起こり、生態系が崩れています。

パッシブハウスによって、圧倒的な節電を達成し家計を守り、家庭を守ることは、地球温暖化を防ぎ、地球の生命を守る事にもつながるのです。

いかがでしたでしょうか。
「快適」「経済」「環境」のすべてのメリットを極限まで高めたパッシブハウス、ぜひお問い合わせください。

パッシブハウス基準と次世代省エネルギー基準の差

前回まで、パッシブハウスとは何か、その「快適さ」「経済面」「環境面」でのメリットをお伝えしてきました。
今回は、世界最高レベルの性能、断熱性、気密性と何度も申し上げましたが、
そもそもパッシブハウスって具体的にはどんな基準で認められているのかという点を詳しくご紹介したいと思います。

パッシブハウス研究所は以下の3つの基準を規定しています。
・冷暖房負荷が各15kwh/㎡以下
・一次エネルギー消費量が120kWh/㎡以下
・気密性能として50Paの加圧時の漏気回数0.6回以下

私たちには、何のことかさっぱりわからない数字だと思いますが、これは日本で定められている次世代省エネルギー基準の3倍の性能に当たるそうです。
パッシブハウスはどのようにしてこの数字を達成しているのか、それを以下に挙げます。

1.断熱材は最低でも30cm

外壁の断熱性能として0.15W/m2・K未満であることが求められます。これは断熱材の厚さにして30cm以上に相当し、外壁や内壁の厚さを加えるとさらに40~50cmというスペースを必要とします。日本の住宅は壁の厚さが15cm程度といった建物が多いのに比べると、その厚さがわかるかと思います。

2.換気は熱交換換気システムを使う

熱交換換気システムという装置を標準装備することが求められます。通常の換気扇は内外の空気が筒抜けになっており、使用したとたんに室温が外に逃げてしまいます。この熱交換換気システムは、室内からの空気の温度を使って外から取り込む空気を温める(夏場であれば冷やす)ことで、換気による熱交換を最小限に抑えるものです。

3.窓は3重、サッシにも断熱材

日本でも寒い地方では窓が二重になっていることがありますが、パッシブハウス基準レベルを達成するにはさらに、間にアルゴンガスを充てんしたガラスを三重にする必要があります。

いかがでしたか。パッシブハウスのイメージがわいたというかたは、ぜひ専門業者にお問い合わせください。

ページ上部へ
  • facebook
  • 友だち追加
  • お知らせ