投資向け戸建住宅 – その2

投資向け住宅を検討する場合は、アパートより優位とされる戸建が狙い目で、中でも戸建賃貸住宅が良いといわれています。

従来の不動産投資は集合住宅から始めるのが定番でしたが、現在はアパートより優位な戸建が初心者にもおすすめです。
理由はやり方次第で銀行のローンに頼り過ぎることなく、不動産投資を始められることが挙げられます。
また比較的ローコストで済むこと、戸建賃貸住宅の需要が高く安定していて、一度入居が決まれば長期的に収入が得られる点も見逃せないポイントです。

物件を売却して利益を得る、いわゆる出口を考えて投資を始められるのもメリットだといえるでしょう。
いずれにしても、今から不動産投資を始めるなら戸建賃貸住宅で、誰に対してもおすすめ度が高いのは確かです。
アパートより優位というのは、例えば資金が1桁違うくらいに戸建の方が少なく済んだり、中古ならリフォームに資金を回して物件を投資に活かしやすいなどがあてはまります。

更に、DIYで工夫してコストを抑えられる余地もあるので、中古戸建はまさにローコストで可能性が広がる魅力的な住宅となります。
アパートやマンションだと中古でも価格が高めの傾向ですし、リフォーム1つとってもコストが掛かってしまうのは避けられないです。
築年数が経過している物件なら安く買える可能性があるでしょうが、将来的に大きなコストが発生するのは間違いないでしょう。
その点、中古戸建賃貸住宅なら取得に必要な資金も、リフォームの費用もローコストなので狙い目です。

資金を1千万円まで用意する自信がない場合は、少額投資に向いている中古戸建一択です。
戸建賃貸住宅は少子高齢化時代においても、ますます需要が高まっているといえます。
つまり、賃貸といえばアパートやマンションばかりではなく、戸建にこそ投資のチャンスがあると思われます。

賃貸戸建がアパートより優位なのは、単身よりも家族で入居する可能性が高くて入居期間が長くなる点に他ならないです。
出口を考えやすいのもポイントで、余程の悪条件が積み重ならない限りは、当初に想定した通りに物件を手放せる可能性があります。
アパートはマンションと同様に、需要の変動が大きくて手放すタイミング次第で売却益も変わりやすいのが欠点です。

地域の変化に左右されやすい上に、景気の変動も需要に影響を与えますから、将来を見通すのが難しくて不動産投資の初心者には難易度が高いです。

経済が右肩上がりの成長でアパート、マンションの需要が安定している時代なら別でしょうが、現代においてはリスクばかりです。
勿論、戸建にもリスクがないわけではありませんが、土地の価値が大きく下がらなければ、物件も想定通りに安定した価格で売却することができるでしょう。

戸建がアパートより優位な点はもう1つ、利回り重視で物件を狙って投資を始められることにあります。
戸建は最低でも10%、上手くいけば20%と高い利回りを狙うことが可能で、ここにもローコストなメリットが活きてきます。
不動産投資には初期投資費用と固定費がありますが、戸建だと前者は購入費用を抑えることで小さくできますし、後者は特にコストらしいコストが発生しないのでお得です。
これがマンションだったりすると、購入費が高いことに加えて固定費の管理組合費が毎月発生しますし、修繕積立金も捻出しなければいけないのがネックになります。

アパートであっても、10年や20年後を見据えて修繕を運用計画に組み込む必要がありますし、しかも一度ではなく周期的に何度も大きな出費が発生するので大変です。
戸建には管理組合費も修繕積立金もないですし、修繕のタイミングは比較的自由度が高く、費用を抑えつつ物件の状態を維持できるのが魅力です。

ただし、戸建賃貸住宅にもデメリットはありますから、そこも頭に入れて投資を検討することが必要でしょう。
中古物件は確かにローコストでアパートより優位ですが、リフォームを要するとなるとコストが避けられないので注意です。
クリーニングや軽い修繕で済む程度なら良いですが、インテリアを刷新したりエクステリアにも手を加えるとなると相応の費用が掛かります。

それから戸建は空室対策の重要性が高く、集合住宅と違って空室が続けば利益が0なので、早めに入居者が決まるように対策をしたいところです。
利益が発生しない間にも、ローンで物件を購入すると返済の支出が発生しますから、ローンを組んで物件を取得する時は要注意となります。

とはいえ戸建の購入では融資が利用しにくく、銀行などのローンが下りにくいのも事実です。
その為、ローン以外の方法で資金を用意したり、購入しやすいお得な物件を探して取得するのがポイントになるでしょう。
物件が古過ぎるとリフォームコストが高まりますし、ケチるといつまでも空室が埋まらなくなるので、コストが抑えられて入居したくなる物件を確保することが肝心です。


賃貸戸建も需要は無視できませんから、人口が増加傾向にある地域に的を絞り、空室率の低いエリアの中から駅に近くて生活に便利な魅力ある物件を探すことをおすすめします。

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